中小企業が行う「海外向け英語版Webサイトの作成と運用」について‐第1回

皆様、

こんにちは。

グローバルビジネスマッチングアドバイザー 山本 雅暁です。

このたび、「海外向け英語版Webサイトの作成と運用」のタイトルでブログ記事を掲載することにしました。

全5回の連載とします。

本記事の掲載に際し、以下の仮定を設けています。

●当社;「中小企業の電気電子部品と製品のメーカー」A社

●A社は、初めて海外事業を展開する。英語版Webサイトの作成と運用も初めてである。

●A社が英語版Webサイトの作成と運用を行う目的は、自前で海外顧客の獲得ができないため、「海外販売会社やバイヤー」の獲得である。

●A社の対象海外市場は、欧米、アセアン、オセアニア、中近東、中南米などの英語圏市場。

各連載のタイトルは、以下の通りです。

●第1回: なぜ「英語にしただけ」のWebサイトでは、海外販売会社・販売会社・販売会社・バイヤーを掴めないのか?

●第2回: 初めての海外展開:BtoB製造業がWebサイトに載せるべき「必須ページ」

●第3回: 海外販売会社・販売会社・バイヤーを迷わせない!製品(Products)と解決策(Solution)の魅せ方

●第4回: 問い合わせの壁を低くする、BtoB専用型Webサイトの「信頼設計」

●第5回: 作って終わりではない。海外ビジネスを軌道に乗せる「WebとLinkedIn運用」の現実

本日は、第1回: なぜ「英語にしただけ」のWebサイトでは、海外販売会社・販売会社・販売会社・バイヤーを掴めないのか? について述べます。

第1回:なぜ「英語にしただけ」のWebサイトでは、海外販売会社・販売会社・バイヤーを掴めないのか?

初めて海外事業を展開するにあたり、最も手軽で効果的とされるのが「英語版Webサイトの作成」です。しかし、ここに大きな落とし穴があります。日本の優れた電気電子部品・製品メーカーが、日本語のサイトをそのまま翻訳しただけで「海外からの問い合わせを待つ」状態に陥り、成果が出ずに悩むケースが後を絶ちません。

なぜ、単に英語にしただけのサイトでは、海外の販売会社や有力な販売会社・バイヤーを獲得できないのでしょうか。

最大の理由は、日本のBtoB市場と海外のBtoB市場では、販売会社・バイヤーがWebサイトに求める「情報の質とスピード」が根本的に異なる点にあります。国内であれば、業界内での実績や「とりあえず営業マンを呼んで話を聞く」という商習慣が通用します。

しかし、お互いの顔が見えない国際ビジネスにおいては、Webサイトそのものが御社の「営業所の代わり」であり、「企業の信頼性を測る唯一の物差し」になります。

特に電気電子部品などの製造業では、販売会社・バイヤーは極めてシビアな目を持っています。

  • この部品は自社の製品仕様に適合するのか
  • 安定した供給体制(Wholesale)やサポート(FAQ)はあるのか
  • どのような課題を解決してくれるのか(Solution)
  •  

これらの疑問に、サイトを訪れて数秒で答えを出せなければ、販売会社・バイヤーは一瞬で競合他社のサイトへ去ってしまいます。言語を英語に変えることは、スタートラインに立ったに過ぎません。

「海外のビジネスパートナーに選ばれるための設計」が欠けていれば、どれほど優れた製品を掲載していても、その価値は伝わらないのです。

では、初めて海外展開に挑む中小企業が、確実に販売会社・バイヤーの目を引くためには、どのようなWebサイトを構築すべきなのでしょうか。次回は、BtoB専用型サイトとして備えるべき、具体的な「ページ構成の全体像」について解説します。

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