中小企業が行う「海外向け英語版Webサイトの作成と運用」について‐第4回

皆様、
こんにちは。
グローバルビジネスマッチングアドバイザー 山本 雅暁です。

「海外向け英語版Webサイトの作成と運用」のタイトルでブログ記事を掲載しています。

本記事の掲載に際し、以下の仮定を設けています。
●当社;「中小企業の電気電子部品と製品のメーカー」A社
●A社は、初めて海外事業を展開する。英語版Webサイトの作成と運用も初めてである。
●A社が英語版Webサイトの作成と運用を行う目的は、自前で海外顧客の獲得ができないため、「海外販売会社やバイヤー」の獲得である。
●A社の対象海外市場は、欧米、アセアン、オセアニア、中近東、中南米などの英語圏市場。

本日は、問い合わせの壁を低くする、BtoB専用型Webサイトの「信頼設計」魅せ方について述べます。

製品の魅力やソリューションが伝わっても、海外バイヤーはすぐには問い合わせをしてくれません。特に、初めて海外事業を展開する日本の中小企業の場合、海外市場での知名度はゼロからのスタートです。バイヤーの頭の中には、「この会社は本当に信用できるのか?」「コンタクトを取って、ちゃんとビジネスになるのか?」という不安が常にあります。

この心理的な「問い合わせの壁」を乗り越えるために重要なのが、Webサイト後半の「信頼設計」です。具体的には、About Us、FAQ、Wholesale、そしてContact Usの作り込みです。

例えば、「About Us(会社概要)」では、単に住所や資本金を英語にするだけでなく、日本の製造業としての品質管理体制や、これまでの実績を国際的な視点でアピールする必要があります。

また、「FAQ(よくある質問)」の充実は、バイヤーの「手戻り」を防ぐために極めて効果等です。国際取引でよくある「最小注文数量(MOQ)は?」「試作(サンプル)対応は可能か?」「対応可能なインコタームズ(貿易条件)は?」といった疑問に先回りで答えておくことで、無駄なやり取りを減らし、本気度の高いバイヤーだけをスクリーニングすることができます。

最も重要なのが「Contact Us(お問い合わせフォーム)」です。入力項目が多すぎればバイヤーは面倒になって離脱しますし、逆に少なすぎると、スパムメールの山に埋もれたり、必要なビジネス情報が揃わなかったりします。

海外バイヤーが「ここなら安心してビジネスの相談ができる」と思えるための、絶妙な情報開示とフォームのバランス。これらを自社だけで判断するのは容易ではありません。

最終回となる次回は、Webサイトを「作った後」に待ち受ける、SNS(LinkedInなど)を活用した運用と海外事業展開の現実についてお伝えします。

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